まず押さえる:サブスクで受け取る3つのもの

申し込む前に、自分が何を買うのかを理解しておくと、その後の手順がぐっとスムーズになります。サブスクで受け取るものは、実は次の3つだけです。サブスクリンク、クライアント、そして回線のセットです。

サブスクリンクは設定ファイルそのもの

https で始まるアドレスで、その中にはサーバーアドレス、ポート、暗号化方式、プロトコルパラメータといったノード情報がエンコードされています。クライアントがこれを取得すると、地域ごとにグループ分けされたノードリストへ自動的に展開されます。リンクはアカウントと同じレベルの認証情報です。入手した人は誰でもあなたの通信を使えてしまいます。

プロトコルはクライアントが判別するので、手動で選ぶ必要はない

ノードの背後では、それぞれ異なるプロトコルが使われていることがあります。Shadowsocks は軽量でオーバーヘッドが小さく、VMess と VLESS は V2Ray 系で、VLESS のほうがよりシンプル、通常は TLS と組み合わせて使われます。Trojan は通信を標準的な HTTPS リクエストに見せかけ、一般に 443 番ポートを使用します。Hysteria2 と TUIC は QUIC(UDP)ベースで、パケットロスが多い回線でも安定しやすい一方、一部のネットワークでは UDP に速度制限がかかります。これらはすべてクライアント側の仕事です。サブスクにはプロトコルパラメータがすでに書き込まれており、インポート後はクライアントが自動で判別します。あなたが選ぶのは地域だけで、暗号化の詳細を知る必要はありません。

回線タイプが夜のピーク時間帯の安定性を決める

ノードの備考でよく見かける3つの表記は、それぞれ意味が異なります。直結:クライアントが海外サーバーに直接接続する方式で、遅延は公衆インターネットの経路に完全に左右されます。コストは最も低いものの、夜のピーク時間帯は不安定になりがちです。中継:まず中国本土の入口に接続し、そこから最適化された回線で海外へ出る方式です。入口アドレスが安定しており、公衆網の揺らぎの一部を回避できます。IEPL 専用線:通信事業者の専用回線を通り、公衆網の出口を経由しないため、パケットロスも遅延の揺らぎも小さくなります。その分コストは最も高く、ビデオ会議やリモートデスクトップなど安定性が重要な用途に向いています。地域と回線の対応関係の全体は回線一覧で確認できます。

本サービスの規模とポリシーについては、まず4つの数字を覚えておきましょう。

  • 110+国と地域
  • 210+選択可能な回線
  • 60日理由不問の返金期間
  • 無制限同時接続台数
初日にやることは3つだけです:サブスクリンクを受け取り、クライアントにインポートし、出口が本当に変わったかを確認する。そのほかの設定は、問題が出てから調整すれば十分です。

申し込み前のチェックリスト

チェックリストの目的は、申し込みの途中で「条件がはっきり書かれていない」と気づく事態を避けることです。以下の項目はすべてサイト上で答えを確認できます。一致しない場合は、支払いに進む前に一度立ち止まりましょう。

  • ✅ 返金条件に日数と条件が明記されている:本サービスは60日間の理由不問返金に対応しており、期間内なら合わなかった時点でそのまま返金を申請できます。
  • ✅ 通信量のルールが具体的に書かれている:月額サブスクは申込日を基準に毎月リセット、トラフィックパックは使い切るまで有効で、期限はありません。
  • ✅ 登録にメールアドレスが不要:残す個人情報が1つ減れば、リスト型攻撃や迷惑メールの入口も1つ減ります。
  • ✅ 支払い方法は手元にあるものを使える:本サービスはAlipay、WeChat Pay、USDTに対応しており、支払いのために新たにカードを作る必要はありません。
  • ❌ 「通信量無制限」とだけ書かれ、速度制限や公平利用の条件が示されていない場合は、すぐに申し込まないほうが無難です。
  • ❌ サービスと関係のない情報を大量に入力させる場合は、いったん保留して別のサービスを検討しましょう。

価格と課金方式が食い違うのは、初心者が最もよくつまずくポイントです。本サービスには現在2種類のプランがあります。申し込む前に見比べておきましょう。

種類仕様価格課金方式
月額サブスク60GB¥9.9 / 月申込日を基準に毎月リセット
月額サブスク250GB¥18 / 月申込日を基準に毎月リセット
月額サブスク500GB¥28 / 月申込日を基準に毎月リセット
トラフィックパック300GB¥158使い切るまで有効・期限なし
トラフィックパック1000GB¥358使い切るまで有効・期限なし
トラフィックパック3000GB¥658使い切るまで有効・期限なし

選び方はそれほど複雑ではありません。毎日使う、通信量が毎月一定のペースで進むなら月額サブスク。たまに調べ物をする程度、出張で数日使う程度ならトラフィックパックのほうが向いています。使わなかった月があってもゼロにはならないからです。プランの詳細と一覧は料金プランページで確認できます。

申し込みが完了しても、すぐにページを閉じないでください。ユーザーパネルの概要ページに「サブスクリンク」の欄があります。ここが以降のすべての手順の入口になるので、まずこれを見つけてからクライアントをインストールしましょう。

6ステップ:サブスクリンクのコピーからクライアント接続まで

以下の6ステップは順番を飛ばさずに進めてください。各ステップには「確認できるはずの表示」を添えています。一致しない場合は先に進まないでください。

  1. サブスクリンクを見つける。ユーザーパネルにログインし、概要ページの「サブスクリンク」欄を開きます。確認できるはずの表示:https で始まる長いアドレス。
  2. コピーボタンを押す。手動で範囲選択しない。確認できるはずの表示:「コピーしました」という通知。手動で選択すると末尾の数文字を落としやすく、1文字でも欠けるとリンク全体が無効になります。
  3. クライアントで新しいサブスクを追加する。クライアントを開き、「サブスク」または「プロファイル管理」からアドレスを貼り付けて保存します。確認できるはずの表示:一覧に名前付きのサブスクが1件追加されている。
  4. 「サブスクを更新」を1回押す。確認できるはずの表示:ノードリストが地域ごとにグループ分けされて表示され、数がパネルに表示された回線規模と一致している。
  5. ノードを1つ選ぶ。初回は自分に最も近い地域を選び、接続できてから他の地域と比較しましょう。確認できるはずの表示:選択したノードにチェックマークまたは遅延の数値が表示される。
  6. システムプロキシまたは TUN モードを有効にして、接続を押す。確認できるはずの表示:状態が「未接続」から「接続済み」に変わり、タスクトレイまたはメニューバーのアイコンの色が変わる。

インポートが完了すると、クライアントは次のような状態になります。

サブスク更新   成功 · ノードは地域別にグループ化
回線の備考   直結 / 中継 / IEPL 専用線
制御方式   システムプロキシ有効(すべてのアプリを対象にする場合は TUN に変更)
接続状態   接続済み

クライアント本体はパネルのダウンロードページからOS別に入手できます。インストーラーを探し回る必要はありません。

サブスクリンクはアカウントの認証情報と同じです。グループチャットや公開リポジトリ、スクリーンショットに貼らないでください。リンクが再発行された場合は、パネルに表示されている最新のものが有効で、古いリンクは使えなくなります。

3分でできる確認:出口、DNS、ルーティング

「接続済み」という表示は、トンネルが張られたことしか示していません。通信が正しくプロキシ経由になっている証拠ではありません。以下の3つはそれぞれ1分で終わります。済ませておけば安心して使えます。

出口アドレスがノードの所在地に変わっているか

現在の IP とその所在地を表示するページを開き、表示された所在地が選んだノードと一致するか確認します。まだ自分の地域のままなら、まずシステムプロキシが本当に有効になっているかを確認し、次にクライアントが直結モードのまま止まっていないかを見ます。ブラウザの拡張機能や WebRTC もプロキシを迂回して実際のアドレスを露出させることがあるため、必要に応じてブラウザ側で無効化または制限してください。

DNS の名前解決も一緒にプロキシ経由になっているか

DNS リークは初心者が最も見落としやすいポイントです。通信はプロキシを通っているのに、ドメイン名の解決だけは契約している ISP に任せてしまうと、解決結果が汚染されたり、手元の CDN ノードへ誘導されたりします。症状としては「接続はできているのにページがいつまでも読み込み中」という形で現れます。クライアントでリモート DNS(インターフェースによっては DNS ハイジャック)を有効にし、海外ドメインはプロキシ経由で解決、中国本土のドメインはローカルで解決するように設定します。変更後は一度再接続し、解決に使われているサーバーの所在地が出口の地域と一致しているかを確認してください。

ルーティングルールが中国本土のサイトの快適さを決める

ルールモードでは、中国本土のドメインは直結、海外ドメインはプロキシ経由になるため、普段の中国本土サイトの閲覧に影響はありません。グローバルモードではすべての通信がプロキシを通ります。まとめて切り替えたい場面に向いていますが、中国本土のサイトを見るのに遠回りすることになります。初日はルールモードで十分です。「特定のアプリだけプロキシを通っていない」という状況が実際に起きてから変更を検討しましょう。

プラットフォーム別の違い:同じサブスクを4種類のクライアントで使う

同じサブスクでも OS によって挙動が異なるのは、主に OS 側の制約によるものです。以下のポイントを先に知っておけば、無駄な切り分けを1回分省けます。

  • Windows:システムプロキシと TUN の両方に対応しています。TUN はシステムプロキシの設定に従わないプログラム(一部のゲームやコマンドラインツールなど)も対象にできますが、管理者権限が必要です。
  • macOS:初めて TUN を有効にする際はシステム拡張の許可が必要です。メニューバーのクライアントは通常システムプロキシに自動追従するため、ノードを切り替えても手動で再接続する必要はありません。
  • iOS:サブスクをインポートすると「VPN 構成の追加を許可」というダイアログが表示されるので、必ず許可を押してください。許可しないと接続はすぐに切断されます。バックグラウンド更新には制限があり、長時間バックグラウンドに置くとシステムに終了させられることがありますが、フォアグラウンドに戻して再接続すれば問題ありません。
  • Android:バッテリー最適化に注意し、クライアントを制限なしのリストに追加してください。設定しないと、画面ロック後に接続がシステムによって切断されることがあります。
  • ルーター / ソフトウェアルーター:一度設定すれば家中のすべての機器で共有できますが、ノードの切り替えは管理画面から行う必要があり、スマートフォンほど手軽ではありません。
同じ端末で2つのプロキシクライアントを同時に動かさないでください。システムプロキシの設定と TUN のルートを奪い合い、「接続はしているのに調子が良くなったり悪くなったりする」という症状になります。切り分けを大きく遠回りさせる原因になるので、検証中は1つだけにしておきましょう。

つまずいたとき:この順番で切り分け

まず症状から当たりをつけ、それから設定を変更します。初日に起きる問題の9割はこの表でカバーできます。

症状最初に確認する項目説明
サブスクの更新に失敗するリンクが完全かどうかコピー時に改行や空白で途切れている可能性があります。もう一度コピーし直し、https で始まり、末尾に余分な文字がないことを確認してください。
接続済みと表示されるのにページが開かないDNS 設定トンネルは通っているのに名前解決がプロキシ経由になっていません。まずリモート DNS を有効にして、もう一度接続し直してください。
ブラウザでは使えるが他のアプリでは使えない制御方式システムプロキシは、その設定に従うプログラムしかカバーしません。すべてを対象にするなら TUN モードに切り替えてください。
中国本土のサイトがかえって遅くなるルーティングモードルールモードに戻し、中国本土のドメインを直結にします。
ビデオ会議が途切れるノードの種類中継または IEPL 専用線のノードに切り替えてください。公衆網の直結は夜のピーク時間帯に揺らぎが大きくなります。
別の端末に変えるたびに再設定が必要端末数本サービスは同時接続台数が無制限で、同じサブスクリンクを複数の端末にインポートできます。

より細かいクライアント設定は使い方ガイドで確認できます。問題が特定のノードだけで起きる場合は、まずサブスクを一度更新し、同じ地域の別ノードに切り替えて比較してみてください。ノード側の問題か、手元の設定の問題かを切り分けられます。

切り分けの順番は常に同じです:リンク → 制御方式 → DNS → ノード。前から順に、一度に1項目だけ変更することで、どの手順が効いたのかが分かります。

初日以降:更新・返金・そして長期利用

初日の手順をひと通り終えれば、その後はほとんど設定を触る必要はありません。事前に知っておくと役立つポイントをいくつか挙げます。

  • 月額サブスクは申込日に通信量がリセットされるため、手動での更新は不要です。トラフィックパックは使い切るまで有効で期限もないので、いつ使い始めても損はありません。
  • 60日間の理由不問返金:期間内なら合わなかった時点でそのまま返金できます。「使い切ってから」判断する必要はありません。
  • サービス側のプライバシー方針は、ログを記録せず、閲覧内容も記録しないというものです。これはあくまで方針の表明であり、選択の判断材料の1つとして受け止めてください。
  • 同時接続台数は無制限:スマートフォン、パソコン、タブレットを同時に接続でき、端末ごとに個別の料金を払う必要はありません。
  • ノードリストはサービス側の調整に合わせて更新されますが、サブスクリンク自体は変わりません。ある地域が一時的に使えないと気づいたら、まずクライアントでサブスクを一度更新してから判断してください。
初日に本当に確認すべきことは1つだけです。出口が期待どおりに変わっているかどうか。あとはサブスクリンクを大切に保管し、ルーティングをルールモードに設定し、つまずいたときはリンク・制御方式・DNS の3つを先に見る、と覚えておけば、その後の日常利用で設定をいじる必要はほとんどありません。